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教員紹介

YOSHIDA, Yayoi

吉田 弥生 (よしだ やよい)

教育研究業績詳細はこちら

職位

教授

大学院での研究指導分野

日本近世文化、日本近世文学

専門分野

日本近世文学・演劇学

教育・研究内容の紹介

歌舞伎作者・河竹黙阿弥を中心軸に、歌舞伎とその原拠となった近世の戯作や話芸との相互交流の様相を主として研究してきました。口承文芸を含めた文学と演劇の越境やコミュニケーションを探り、挿絵や錦絵もともに考察対象とし、様々な角度から近世文化・文学について考えています。この考察の延長線上にあるのが、近年取り組んだ歌舞伎と宝塚歌劇という、成立時代を超えた影響関係の研究です。今後においても、ジャンルの越境と交流をテーマとした研究を進めてまいります。

主要な教育研究成果

『歌舞伎と宝塚歌劇―相反する、密なる百年』(編著)
出版社:開成出版
発 行: 2014年3月

科学研究費助成課題「日本演劇史における歌舞伎と宝塚歌劇の影響研究」(種目:挑戦的萌芽、期間:2011‐2013)の研究成果をまとめました。歌舞伎は近世に成立し、宝塚歌劇は近代に成立した演劇です。現在、歌舞伎は男性だけで、宝塚歌劇は女性だけで演じられ、一見は相反する存在のようですが、実は二つの演劇には大いに交流点があり、密なる百年を過ごしたといえるのです。近世演劇を研究する立場から、また女性芸能の歴史に関心を寄せる立場から、具体的に検証を試みた著作です。研究課題にともに取り組む、近代歌舞伎・大衆芸能・舞踊学・比較文化の研究者、演出家による論考とともに構成しています。歌舞伎と宝塚歌劇―相反する、密なる百年

主要業績 著書

『近世日本文学史 概説と年表』(単著)開成出版 2016.4

著書

『芝居にみる江戸のくらし』(単著)新典社 2009.1

著書

『概説 日本の伝統芸能―演劇を中心とした比較日本文化論―』(単著)開成出版 2008.3

著書

『黙阿弥研究の現在』(単著)雄山閣 2006.3

学歴

1995年3月 学習院大学大学院人文科学研究科日本語日本文学専攻博士前期課程修了

最終取得学位

2003年3月 博士(日本語日本文学)(学習院大学)

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